40代男性
右上6番の歯に痛みを感じて来院された患者さんです。
そこで、CT断層写真を撮ってみました。
内側の骨が完全に破壊されてしまっていて、歯を保存できる状態ではありませんでした。
上顎洞までの骨高は1~2mmで、骨量はかなり不足していますが、患者さんと相談のうえ、抜歯即時埋入ソケットリフトを計画しました。
まず、保存できない歯を丁寧に抜歯して、不良肉芽を完全に除去した後、上顎洞粘膜を挙上し、骨補填材を充填したあと、径3,75mmx11,5mmのインプラントを埋入しました。
右上にインプラントを希望。他医院から紹介されて当院を受診された患者さんです。
骨量不足のため、ソケットリフトを, また、骨幅不足のため、GBRを計画しました。
まず、シュナイダー膜を破壊しないように、ピエゾサージェリーで上顎洞底骨を抜き、骨補填剤にて、膜を挙上した後、径3,75x11,5mmのインプラントを2本埋入。その後、骨幅も不足していたため、骨補填材と吸収性メンブレインを併用しGBRを施行して、丁寧に縫合して、手術を終了しました。